- 技術のこと
忘れかけていた感覚
ただただ凄かった。
同時5軸加工を、ライブで見せていただく機会を頂き、技術の責任者とある工場に訪問させていただきました。
今までも、勿論JIMTOF等で、加工しているところは見た事はあった。
理解も出来ないほど複雑にワークが振り回され、想像を絶するスピードでプログラムが流れていく。
しかしそれは展示会場であって、「現場」ではない。
写真や映像で見ているのと同じだ。
だからいつも「ふーん、凄い」だけで素通りしてしまっていた。
でもライブ《=本物の現場》は違った。
品質・納期・コストに追われている。
そして失敗は許されない。
展示会とは違った、そんな緊張感がここにはある。
そのような中、「本当にいいんですか?」と言ってしまいたくなるくらい、親身に自分の技術をオープンに説明していただきました。
私も技術の責任者も興奮収まらずの状態。
午後1時に訪問して、気がつけば5時。
4時間ノンストップでお話しさせていただきました。
専務初め皆様、本当にありがとうございました。
すっかり電卓を叩く事が私の仕事になってしまった昨今。
しかし昨日は久々の興奮で、忘れかけていた「モノづくりの感覚」を思い出させてくれました。
初めて上手く製品が出来た時、初めて量産に耐えるプログラムが組めた時、あの時の何ともいえない、興奮ともいえる感覚をもう一度思い出し、会社の代表として技術の向上に努めて行きたいと思います。
ありがとうございました。