幕末に学ぶ
昨日買った日経の一面は「三度目の奇跡」と題されています。
明治維新、戦後復興、と2度の奇跡を乗り越えてきた日本。
2011年の今、日本が置かれている状況は、これに匹敵するほどの三度目の大変革が必要な時代であることに異論はありません。
しかし、過去2例との違いは、明治維新はヨーロッパを、そして戦後復興はアメリカを目標にしてきましたが、この時代には、目標とする対象が無くなってしまったことです。
「先例なき時代」
過去の成功に甘んじていては、落ちるのみ。
物理的にも、人口減少がその脚を更に引っ張ります。
そこで政治の役割、となるはずですが・・・現実は厳しい。
国家の将来構想、ビジョンがまったく打ち出せず、諸外国には場当たり的にしか対応できず、挙句の果てには約束をことごとく破り、更には党内抗争と、結局自分のことしか考えていない。
この状況は「幕末と非常に似ている」、と言うことを、12月にある方が講演会でおっしゃっていました。
政治にばっかり文句も言ってられないし、「歴史に学ぼう!」と言うわけで、無知な私は、初心者向けの幕末本を買ってきました。
勢いで半分ほど、この正月に読みました。
なるほど、その通り。
先人の苦労を、今に生かしたい、と思いました。