地震 六日目の報告(停電、補償、物資)
木山製作所にとって、当面の問題は「計画停電」。
精密機器を扱う会社にとって、稼動中に電源が落ちるなどと言う事態は、決してあってはいけないことです。
本日は12時から16時までという最悪の時間帯。
昼食をとった後は製造課でミーティングを行うことになった。
休業に関する補償案をまとめる。
停電並びに余震による、勤務時間短縮は、法的には休業補償の対象外であるが、今回ばかりは、さすがにそういうわけにも行かない。
正社員、契約社員、パートタイマーを補償の対象とした。
帰り際に、全員を集め、支援物資第二段への協力を集った。
お金を出し合う案も出たが、今はお金があってもガソリンが無く、大物は買い出せないので断念。
一人一人が、少量を持ち合うというスタイルとした。
金曜日に出発する旨を伝える。
事務所は寒い。
しかし、雪の中を非難している思えば、さすがに「暖房つけよう」なんて誰も言い出さず、誰もが自主的に、証明を落とす。
事務所からトイレに向かうには、工場の材料置場の横を通る。
さすがに材料の入荷が悪いのかと思ったら、避難路確保の為、整理整頓をしなおされ、キチッと黄色い枠に収まっている。
(やっぱ、やれば出来るジャンさ)
いつも通るたびに「もうちょっと綺麗にしろよ」という気になるが、今回ばかりは、背筋が伸びる思いだ。
2s
こんな時にも威力を発揮。
さて、継続できるかどうかが、地震後の課題だ。