地震 九日目のこと

昨晩の退社時刻は、予定よりも遅くなった。
余震の心配の中、急激に増えた受注の入力がなかなか終わらない事務員さんを、一人で置いて帰るわけに行かず、やらなければならないことまで終わらせて、退社した。

すでに復興特需に向けた経済活動は始まっている。
「運賃をいくら掛けてでも良いから、大至急送ってほしい」「特需を見込んで発注を増やした」…。
これが現実。
週の後半からはこのような仕事へのが増えている。
前述の事務員さんも、そのおかげで帰る時間が遅くなった。

帰り際、工場を歩いていたら、写真のような光景を目にした。

テーブルの上に置いてある、旋盤用M軸工具に付いた古い油を落としているようだ。
操業時間を短くした分、このようにちょっとした改善が進むことを期待したい。

希望を持って、前向きに毎日を過ごすことが、大切なことだと思う。

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