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超えるとき

GOTOで福岡へ出張に行きました。

久しぶりの遠出、飛行機はいつでも気分が高まります。

 

羽田空港にはそこそこの人。

飛行機に搭乗すると、満席。

しかし離陸後、窓の外を見ると、飛ぶ予定の無い飛行機が、空港敷地のあちらこちらにビッシリ。

機内のテレビからは、航空会社の賞与ゼロ、減給、副業を認める、を伝える朝のNHKニュースがむなしく流れていました。

 

 

客先を2軒訪問した後、夜の街で3組目のお客さんと会食。

小倉駅前は通勤客でそこそこ人出はあるものの、歓楽街はサッパリ。

呼び込みの人たち以外はほとんど見かけません。

 

帰路、福岡空港では明かりの消えているLCCのカウンターがありました。

飛行機は同じく満席。

しかし多くはキャンペーン利用ですね。

 

東京の街にはそこそこ人が戻っているように見えるけれど、実態はまだまだ厳しいと感じました。

ビジネスとインバウンドを「人の移動」から支え、成長してきた航空機産業。

リモート、在宅、ZOOM会議…でビジネスモデルは根底から見直すことになるでしょう。

エンターテイメントや飲食も厳しいけれど、ビジネスモデルの戦略転換と何より固定費の大きさは、それとはけた違いです。

航空業界の損益分岐点超えが、本当の意味での「回復」と言えるのかも、と考えたりします。

 

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