- KATOの世界
ナイフカスタム その1
今日から10月。
すっかり秋らしくなりましたね。
先週末近くの林に行きました。
土を掘るとたくさんのカブトムシの幼虫が。
冬に向けてたくさん食べ丸々と太っていますね。
来年の夏はこの子たちが森を賑わせてくれることでしょう。
1年後の夏に思いを馳せるスタッフKATOです。
こんにちは!
今回はタイトル通りナイフをカスタムした話です。
アウトドアで大活躍のナイフ。
キャンプブームの昨今、皆さんも1本は持っているのではないでしょうか?
ナイフはキャンプ道具の中でも特に男心をくすぐるアイテム。
その実用性以外に自分好みにカスタムできるところも魅力の一つ。
砥いで切れ味を良くしたり、グリップにパラコードを巻いたり…
なかにはDIYで自分オリジナルのナイフを作る猛者も。
会社の企画で魚を捌くためのナイフを入手したスタッフKATO。
もちろん箱出しのままで使うなんてありえません。
徹底的にカスタムしてみました。
そんなカスタムナイフを紹介します。
カスタムのベースになるのはこちら。
釣り具で有名ながまかつの「フィッシングナイフ GM2014」という製品です。
ブレードの形状が気に入ったのでこのナイフをベースにしました。
まずはこれを分解していきます。
ほとんどのパーツはブレードにカシメで止められていました。
ピンの部分にドリルで穴をあけ除去すると外れました。
分解したものがこちら。
(※分解直後の写真を撮り忘れ、ブレード部分は既に加工済みです)
このブレードのみを使い、ヒルト(柄)をオリジナルで製作します。
ヒルト(柄)はガード(鍔)、グリップ(握り)、ポメル(柄頭)で構成されています。
今回は二式銃剣をイメージした外観で製作します。
加工には以前製作した三十年式銃剣のデータを一部変更して使用しました。
ガード(鍔)
二式銃剣の龍尾の無いコンパクトな形状を再現。
素材はアウトドアナイフっぽさを出すため真鍮としました。
そして穴にはSUSで石留のパーツを別に作成し圧入。
中心に10mm径のラピスラズリをあしらい、装飾としました。
グリップ(握り)
こちらは三十年式銃剣のモノをそのまま流用。
ただしグリップを固定するボルトやナットは真鍮とSUSで新規に製作し統一感を出します。
ポメル(柄頭)
画像のようにグリップの形状に合わせて丸みを帯びた形状としました。
こちらもガード(鍔)と同様、真鍮製です。
ブレードへの固定はカシメではなくネジ止めとし、再分解可能にしました。
さらにストラップやカラビナを付けるためのホルダーをSUSで製作。
銃剣の特徴であるレール部分に取り付けアクセントに。
ブレード
ヒルト(柄)を組み込むため、持ち手の部分を赤線の形状に削り込みました。
グリップやポメルを固定するボルトを通す穴もあけ直しています。
あとはすべての部品を組み込めば完成です。
その2に続く。