- 技術のこと
キサゲ
平面研磨を行なっている、大型機械の横で、キサゲ職人は黙々と作業を行なっている。
やはり「カクスライド」を見ると「機械」って感じがするのは私だけでしょうか。
どんなに機械が精度を上げても、最後の仕上げは人の感覚。
機械では表現できない「感じ」を最後に「人」が削りだすわけだ。
勿論定量化された判断基準はあるらしいが、話を聞けば、実際のところは職人が「良し」としたものが出荷されるらしい。
定量化した基準のれべるなんて軽く超えてしまうからだそうだ。
リニアガイドも随分剛性が増し、最近ではほとんど差がないようだ。
しかしながら、「ステンレスの切削」という分野に携わる限り、最低でも知識のレベルとして、カクスライドにこだわって行きたい。