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ユニクロ考

先日スキーに行った時、自分の服装の90%がユニクロだった。

これについて、考えてみたい。

 

思い起こせば、2002年の冬。

新規製品が立ち上がったので、初回ロットの確認で、中国河北省の工場へ向かうことになった。

河北省の冬、そして12年前の中国の工場。

とにかく足元から凍てつく寒さが全身を覆う。

そんな中で、完成した金具の全数検査を行うことは、かなり厳しい作業であることは容易に予想できた。

 

同行したのは商社の人。

彼の言った言葉が今でもよく覚えている。

『作業着として、ユニクロの上下を持って行きます。帰りは捨てて帰ります。』と。

 

当時のユニクロの印象は、安かろう悪かろう、から「安いけど、その割にはまぁいい」と、市場を拡大していた。

しかし所詮当時のユニクロ。『捨てて帰ってきます』にさほど違和感はなかった。

 

あれから12年後の冬。

3000円そこそこで買ったユニクロのズボンは、機能はもちろんだが、シルエットも『なかなかいい感じ』と思った。

『捨てて帰る』服から『この価格でこれなら十分』な服へ。

12年の間で行われた、成長と変化、凄いなぁと思った。

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さて、今シーズンもスキー頑張ります!

 

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