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事故の可能性
社内技能試験が終了し、採点表がまとまった。
委員会が招集され、審議が始まった。
以前も書きましたが、課題の製品ができていれば良い、だけでは合格できない。
今回、製品は完成していたのに「危険な作業があった」という理由で、不合格になった者がいた。
試験の中では、事故にならなかった。
けれど、もし課題製品の形状が違っていたら、事故になる可能性が十分あった。
「え!、そこ見ていないんだ!」
試験官は驚きの様子を含め、報告していました。
人の成長は様々。
これができるんだから、当然あれもできるはず…
そんな思いは、こちら側の勝手な主観。
「試験」という通過儀礼によって、技量の客観性が測れていることが回を重ねるたびに分かってきます。
試験とは、出来ていないことが確認できる場です。
有効に活用してほしい。