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今年の学び
今年の前半、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読んだ。
戊辰戦争後から西南の役まで、10冊に渡って書かれた『西郷隆盛』の世界にどっぷりはまり込んだ。
そして本を読み終わる頃の春、これまで住み慣れた浅草を離れ、文京区の根津という街に移り住んだ。
上野公園の西郷像がジョギングコースとなったことを機に、ラストサムライ西郷隆盛について更に知りたくなった、という一年だった。
満開の桜や、美術館、芸大、国立国会図書館(分室)…。
文化に溢れる上野の山。
でもたった150年前、日本を良い国に、と志した多くの人たちが、この山で亡くなった。
そして、最も戦況が激しかった上野山の山王台という地に、西郷の像が立っている。
寛永寺があった元々の場所からは、今では美しい眺めが広がる。
週末には大道芸人が集まり、最近はガラス張りの綺麗なスターバックスもできた。
2014年は、今の平和の基礎を作った先人たちに対して、感謝の気持ちがより一層深まった1年だった。
来年も、引き続き学びを深めていきたいと思う。