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今日も悩む
測定要求の高まりに応じて、そり高度な測定機器を導入する。
そして精密な機械で測定すれば、より精密な結果が得られる…のは確かだけれど…。
でも、その数字が本当に正しいのか、そしてその数字が意味していることは何なのか、判断するのは結局人だ。
輪郭測定器。
測定のやり方は優しい。基本は、測定したい場所に針を置いて、スイッチポンだ。
すると素晴らしく正確に表面の形状を拾ってくる。
さて、問題はここからだ。
その数字、何をもってして『正しい』とするのか、だ。
正確すぎるからこそ、とらえ方によって違う答えが見えてしまう。
この測定器、導入して数年がたつ。
従って今となってはこの測定機器なしには、仕事にならない。
しかし今日もまた、一人の女性が悩んでいる。
どこを基準にするべきか、どの線をどこまで使うのか、汚れを拾っているのか本来の形状なのか…
悩む。