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医療従事者に感謝
新型コロナウイルスの爆発的感染拡大を避けるため、東京都知事は、ついに『外出の自粛要請』を発令した。
不要不急の外出は控え、一人一人の行動が社会にもたらす影響を持ち、この難局を都民、国民と共に乗り越えたい、とした。
つい数週間前まで、皆でウイルスにかかって免疫を作れば良い、とか、休校で働けなくなる、とか、買い溜めや自粛による観光業や飲食店への影響を批判したりとか…
いろんな人がいろんなことを散々言ってきたけれど、今のイタリアやスペインのような医療崩壊の情報が流れてきて、さすがにその批判のトーンは打ち消される。
最も恐ろしい局面、『医療崩壊』が見えてきた。
治療に優先順位が付けられる、重傷者や年寄りが、まず切り捨てられる、という現実。
イタリアでは、ウイルス患者がいる老人ホームは見捨てるしかなくなっている。
スペインでは、病院に重症患者を受け入れるベッドが無い。ベッドが空く時は誰かが亡くなった直後だけという。
イタリアの医療従事者の写真が印象的だ。
感染リスクの高い仕事をしている人は、家族と接することができない。
最前線で戦っている医療従事者に対して、心から尊敬の念を抱く。
医療従事者に感謝の意を込めて、私は外出を自粛する。