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将来について
人生も折り返いし後半戦を迎え、我が子は大きくなり、会社にも10代の従業員が働くようになって、なんだか最近、社会の将来について考える機会が増えた自分がいることに気が付く。
そこで気になるニュースは、香港の民主化デモだ。
たいして深堀はしていないが、若い時に天安門事件をテレビで見て、その恐ろしさが記憶に残っていることと、当時とは比べ物にならないほど世界における中国の役割が大きくなっていることへの、なんとなくの不安が、ニュースに興味を持たせている理由の一つでもある。
そのデモ、先日ついに強制撤去された。
法的手段はとっている、とは言え、やはり天安門事件が脳裏をよぎる。
学生たちは、なすすべもない。
更には、道の封鎖で、経済的ダメージを心配した大人たちも、強制撤去に一役買っているという。
中国への返還前後の苦労や経緯をわかっていない、と学生たちのを批判する大人もいると聞く。
時代は、こういう波によって変化して行くのか。
イデオロギーとは、天安門に出撃した戦車より、恐ろしい。
民主主義。
国家のあり方の一番基礎となる部分にメスを入れる今の香港の活動を注目したい。