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正しかったと思えない
ハリルホジッチ氏が、サッカー日本代表監督を電撃解任されてから数週間が経った。
報道も一巡し、新しい体制で本番のロシアに向かっている様子が、伝えられるようになった。
現時点で出せる情報が揃った上で、最近自分なりに勝手に総括をしている。
で、思うのだが…。
『組織運営』という視点で、どうしても日本サッカー協会側のやり方が正しかったと思えない。
どうあれ結果はこうなったとしても、契約には違反してないとしても、協会側は事前にもっとやれることはあったのではないかと…。
そればかり思う。
結果を残した大将が、道半ばで、ごみ箱に捨てられた。
それは組織の英断ではなく、人をゴミ箱に捨てる組織なのだと思う。
組織の品位の低さを感じて、とても悲しい。
私の自宅から徒歩10分のところにある、文京区本郷のJFA日本サッカー協会。
ハリル氏は来日当初、この本郷の協会にオフィスを作るよう要請した。
デスクワークをできる限り文京区の事務所で行う事で、現場と協会を近づける努力をしていた、と聞いている。
私は『近所にいるんだなぁ~』なんて勝手に親近感を持っていた。
「ドーハの悲劇」を生中継で見ていたころから、協会の努力は応援してきたつもりだったのに…。
数週間が過ぎた今でも、残念でならない。