- 社会のこと
震災から2年
震災から2年。
成田空港で飛行機を待つ間、2時46分となり、その場でアナウンスに合わせて、黙祷しました。
昨年は、初めて被災地に訪問し、本当に悲しい事実を直接感じてきました。
辛い映像がテレビから流れてきますが、忘れてはいけない事なので、あえて直視しています。
先日、ハーバード大学のマイケルサンデル氏が、仙台に来日されたことが放送されていました。
彼を有名にした書籍に登場する過激な話や、世界中の学生と衛星テレビで議論する内容は、実はいつも「仮想の世界」です。
しかし今回の仙台では、危険の中救助を命じられた消防隊員、目の前の人が流されても助けられなかった役所の人、家族や地域の人を助けるために流されてしまったその家族…。
マイケルサンデルの議論に出てくる世界を、実体験した方々の議論は、本当に心が痛んだ反面、人間の素晴らしさを知る機会にもなりました。
被災地では、ある程度復興が進んでいるものの、仕事もなく、コミュニケーションが閉ざされていて、心のケアが重要だそうです。
大したことはできないけれど、ちょっとでもいいからできることはしようと思います。