- 5000円で何する?
5000円で何する?season4 第10回
こんにちは。
「5000円で何する?」ブログ初執筆、
社員になって早9か月、Uです。
4月27日3連休初日、春日部市にある「首都圏外郭放水路」を訪れました。
埼玉県春日部市周辺の水害対策のために建設された、
世界最大級の地下放水路です。
着工から完成まで13年、トンネル全長6.3kmあります。
全体の構造はこんな感じ
主に大雨や台風の時に稼働します(平均で年7回ほどだそうです)
まず、川の水位が高くなると、
越流堤(放水路への入口)を通って、
立坑という円筒形の水溜め場に流れ込みます。
(立坑は計5基)
立坑に一定量溜まると、
直径10mの放水路を通って、
調圧水槽へ流れます。
ポンプ停止水位まで溜まったら、ポンプを稼働し、
インペラで水を吸い上げ、江戸川に放流します。
大雨→放水路稼働
①立坑
②調圧水槽
③ポンプ
④排水
ざっとこんな流れです。
それでは探検開始(ヘルメットとヒップウェダーを身に着けます)
まず①、立坑の写真を紹介します。
立坑は第1から第5まであります。
見学ができるのは第1立坑です(第1立坑のみ川と繋がっていません)
深さ70m、直径30mあり、スペースシャトルや自由の女神がすっぽり入る大きさです。
第5から第2立坑を経て、この第1立坑に水が流れ込みます。
眼玉みたいですね。
横から
続いて②調圧水槽です。
立坑を経て、流れてきた水の勢いを和らげます。
神殿と例えられている巨大プールです。
長さ177m、幅78m、高さ18mあります。
柱の数は59本、重さは1本500tにもなります。
長さ7m、幅2m、高さ18m
地下水の揚力での浮き上がりを防ぐため、
巨大な柱がたくさん立っています。
表面のシミはその位置まで水が流入したという証です。
調圧水槽から奥へ‥
真っ暗な道中、ヘッドライトを点灯し、深さ50cmの水たまりを歩きます。
その③ポンプ(インペラ)です。
全部で4台設置されています。
排出量は50㎥
4台のポンプを稼働させると、
1秒間に25mプール一杯分の水を汲み上げることができます。
直径 約3.8mあります。
このインペラ、動力は航空機と同規模のガスタービンになります。
14000馬力の出力で羽を回し、14mの高さまで水を吸い上げます。
(ポンプの模型)
(ガスタービンの模型)
こちらはガスタービン横の、回転をコントロールする減速機の模型
(減速機)
回転145~58min-1で調整可能
以上です。
(施設入口)
今回、自分が参加したコースは「インペラ探検コース」
参加費は4000円になります。
閲覧ありがとうございました。