• モノづくり部(仮)

削り出しロケット鉛筆 ~異素材を組み合わせる~

濃霧の朝。

いつもの景色がどこか幻想的に見えます。

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

前回紹介したトップパーツの無い新型ロケット鉛筆。

そのトップパーツのお話。

前回は加工条件の違いにより、表面仕上げを変える手法を紹介しました。

今回は異素材を組み合わせることで作品の雰囲気を変えていきます。

そして選んだ異素材はこちら。

真鍮です。

銀色のSUSに金色の真鍮が映えるのではと考えました。

また真鍮はスチームパンク的な装飾にも使われ、アンティークな雰囲気を演出できます。

ロケット鉛筆という昭和レトロなアイテムにぴったりの素材。

ただし、こちらも加工に妥協は無し。

真鍮材からの削り出しでパーツを作ります。

 

削り出すパーツのイメージは鉛筆の消しゴムを固定する金属パーツ。

上の画像の金属部分ですね。

そしてどうせなら消しゴムも付けたい。

そこでこんなものを入手。

「三菱シャープ 消しゴムN」

一般的に入手可能で、かつ製作中のロケット鉛筆に合う太目の替えゴムという条件で探し、こちらの商品を見つけました。

何種類かありますが、「N」が太目のサイズの消しゴムになります。

 

ここまで決まればあとはCADで作図し、プログラムを作って加工に入れます。

そして加工したものがこちら。

本体に接続するとこんな感じ。

イメージ通り真鍮の金が良いアクセントになっています。

総削り出しの高級品なのに、どこか親しみやすさのようなものも感じます。

真鍮という素材の持つ特性でしょうか?

ということで高級ロケット鉛筆TYPE2の完成です。

高級ロケット鉛筆のバリエーション展開はまだ続きます。

それでは!

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