- KATOの世界
柄木を作る ~三十年式銃剣~
桜も散り新緑の季節。
暖かくなると活動的になるのは人間だけではありません。
田植えを控え水位が上がった用水路では乗っ込みの鮒が活発に活動しています。
そんな鮒を狙って手賀沼周辺では多くの釣り人が竿を出していました。
スタッフKATOも密を避け人気の無い水路で鮒釣りを楽しみました。
こんにちは!
前回、前々回の更新で三十年式銃剣の柄頭と鍔を製作したことを紹介しました。
https://kiyamaseisakusyo.co.jp/wp/staff/2021/03/23/7640/
https://kiyamaseisakusyo.co.jp/wp/staff/2021/03/31/7724/
ここまで来たら全てのパーツを削り出しで揃え、三十年式銃剣をフルスクラッチする計画に変更。
という事で、今回は柄木の製作です。
柄木という事で材料は当然木材!
使用するのはジョイフル本田さんで以前入手しておいたオニグルミの板材です。
端切れのコーナーにちょうどいいサイズのオニグルミ材があったのです。
1個たったの40円。
100×40×25で成形されておりクランプし易く、柄木製作にぴったり!
バイスにクランプして切削していきます。
まずは大まかな形状への削り出しと刀身にボルトで止める為の座ぐり穴などを作ります。
さらに反対側も切削しブランクの完成です。
このブランクを柄の形状に切削するのですが、その際にブランクを固定する治具を製作しました。
下の画像の左側がソレ。
柄を刀身に固定する為のボルト穴を利用し、治具に固定します。
この治具をバイスでクランプし全体を柄の形状に削り出していきます。
荒加工後
仕上げ加工後
こうして出来上がったものがこちら。
金属切削用のボールエンドミルを使用して仕上げましたが、
木材でも思いのほか滑らかな表面に仕上がりました!
同様に反対形状のモノも削り出しました。
ちなみに削り出した柄木はワトコオイルで着色し仕上げる予定。
という事で今回は柄木の制作を紹介しました。
次回は組付けの為の小物類を製作する予定です。
それでは!