- KATOの世界
GG-W-113 その1
皆さんは腕時計をしていますか??
スタッフKATOです。
こんにちは!
スマートウォッチが普及し、腕時計を付ける機会が減ったという人も多いのではないでしょうか?
スマートフォンと連携でき、多機能なスマートウォッチは大変便利なアイテムです。
弊社のブログ「木山製作所的毎日」でも、スタッフIINOがAppleWatchの便利さに触れています。
https://kiyamaseisakusyo.co.jp/wp/blog/2020/11/30/7073/
しかし腕時計にはスマートウォッチには無い魅力があると私は思います。
無垢の金属から削り出されたケースの美しさもその一つ。
私達のように金属切削の仕事をしている人なら、その手間が分かるだけになおさら魅力を感じます。
そして「モノづくり」大好きな変人はそれを自分で作ってみたくなるのです。
という事で今回のネタは「腕時計」です。
腕時計を作るといっても、さすがにムーブメントを作る技術も知識もありません。
市販のムーブメントに合わせ、ケースと裏蓋を削り出しで作ります。
実は「とある腕時計」を入手したことでこの企画を思いつきました!
そしてその腕時計がこちら。
われら庶民の味方、DAISOさんのその名も「ミリウォッチ」!!
このケース、文字盤、3針の形状、まさにベトナム戦争当時米軍兵士に支給された軍用時計「GG-W-113」です。
DAISOのミリウォッチは樹脂製ですが、実物にも使い捨ての樹脂製モデルがありこれを再現しているようです。
良く再現されておりそのまま使ってもいいのですが、カスタマイズに最適な素材ではありませんか!
作るイメージはBENRUSやHAMILTONで作られていたステンレスケースのモデル。
ケースと裏蓋をステンレスの丸棒から削り出し、換装して再現する事にしました。
まずは文字盤・ムーブメント・樹脂風防はそのまま流用する事とし、バラして採寸しました。
採寸したこれらのパーツが収まる様にケースと裏蓋を設計していきます。
GG-W-113現物は所有していないので写真等からイメージしデザインに落とし込みます。
さらに私が愛用しているHAMILTONのKhaki Field Autoも参考に。
こうしてできたCADがこちら。
ケースサイズは風防や文字盤のサイズから38mmとしました。
実物は34mmなので少し大きめ。
裏蓋の刻印などはここでは省略していますが、再現する予定。
実物から採寸しているわけではないのであくまでも雰囲気重視の「GG-W-113風」です。
ということで、DAISOミリウォッチを入手したことで突如スタートした今回の企画
「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」
次回は加工編です。
それでは!