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トルメキア軍戦列艦を作る ~組み立て・表面処理編~
昨日11月8日は皆既月食でしたね。
冬らしく澄んだ空で、見事な皆既月食が観察できました。
そんな素晴らしい天体ショーを見せてくれた月が沈んでいきます。
スタッフKATOです。
こんにちは!
「トルメキア軍戦列艦を作る」第4回。
前回は戦列艦1隻分のパーツを3Dプリンターで印刷したところまで紹介しました。
https://kiyamaseisakusyo.co.jp/wp/staff/2022/10/21/10336/
今回はいよいよ船体を組み立てていきます。
組み立て自体はパーツ数がそれほど多くないないので簡単にカタチになります。
ただし、組み合わせる面の擦り合わせはキッチリやります。
特にサポート面だったところは完全な平面ではないので、ヤスリを使い平滑な面を作りました。
そして3Dプリントモデルを製作するうえで1番のポイントとなるのが積層痕の除去です。
3Dプリンターでは薄い層を何層も重ねて立体を印刷しています。
そのため印刷したモデルには積層痕が生じます。
印刷時の工夫で積層痕が目立たないようにすることはできますが、完全に無くすことはできません。
3Dプリントモデルを綺麗に完成させるには可能な限り積層痕を処理する必要があります。
今回のモデルでは船体全体をペーパー掛けして積層痕を全て削り取りました。
まずは船体全体にオキサイドレッドのサーフェーサーを吹きました。
サーフェーサーを吹くことで目立たなかった積層痕もはっきり見えるようになります。
#400のペーパーで積層痕を消していきます。
全体に吹いたサーフェーサーを全て削り取るような感じです。
ペーパー掛けすると積層痕の凹部にサーフェーサーが残るので削り残しが無いよう丁寧に消していきます。
全体を表面処理しました。
このあともう一度薄くサーフェーサーを吹きました。
その後、表面処理の甘かった部分を中心に#600のペーパーで全体を磨きました。
ここまでで表面処理は完了とし、塗装の下地としてブラックのサーフェーサーを全体に吹きました。
これで塗装前の表面処理と下地作りは全て完了。
いよいよ塗装に入っていきます!
という事で今回はここまで。
それでは!
※製作中の画像ではテストショットの1番艦とモデル改良型の2番艦の画像が混在しています